秘密の情報を一時共有できるWebサービス「QuickForget.com」

QuickForget
先生

URL やパスワードといった秘密の情報を誰かと共有したい時に、メールに直接書いて送ると、誰かにそのメール本文を盗み見られる危険性もあるし、あまり褒められた方法ではないな。

生徒

それはよくしてしまうけど、確かに危ないね・・・。

先生

そういった大事な情報を送るのに便利なサービスを紹介しよう。

QuickForget.com

QuickForget

QuickForget.com は機密情報を安全に共有することを目的に作られた Web サービスです。

ユーザー登録の必要もなく、サイトにアクセスするとすぐに利用できます。

まず、サイトにアクセスし、「The secret is…」のフィールドに共有したい情報(URL、パスワードなど)をテキスト入力します。

もしファイルを共有したい場合は、その下にあるボタンからファイルをアップロードすることもできます。

次に、この共有する情報を何回まで見られるか、また何時間後まで見られるかを数字で指定します。

下記の例で言うと、2回まで見られて、72時間後には見られなくなる、という設定になります。

最後に「Save my secret」のボタンをクリックします。

すると、この情報を共有するための URL が発行されますので、これをコピーして共有したい人にメールなどで連絡してあげましょう。

連絡を受けた人が、その URL にアクセスすると、下記のように共有された情報を確認することができます。

始めに設定した回数、期限が過ぎると、その情報は消去され、URL にアクセスしてもこのように何も見られなくなります。

機密情報をプレーンテキストでいつまでも記録が残るメールで送るよりも、このサービスを利用する方がリスクを減らせる可能性は高いと思います。

サイトの安全性について

この類のサービスを利用する上で、そもそもこのサイトに情報を書き込んでも大丈夫?という心配があるかもしれませんが、サイトの安全性についてはこのような説明がされています。

We will not set any cookies, and we save no identifiable information. Once your secret has expired we purge it from our database and keep no archives.

QuickForget.com
  • クッキーの設定はしません。
  • 識別可能な情報を保存しません。
  • 期限切れとなった情報はデータベースから削除して残しません。

また、WordPress 創始者である Matt Mullenweg 氏が CEO を務めることで有名な Automattic がサイトの開発元なので、その点は信頼性が高いかと思います。

ただし、サービスを利用する際はご自身の責任で気を付けてお使いください。例えば、共有する URL を漏洩してしまった!といった運用ミスなどで、トラブルが起きる可能性は否めませんので・・・。

まとめ

先生

手軽に使えてとても便利なサービスじゃ。QuickForget というサービス名も洒落ていていい感じじゃ。

生徒

「すぐに忘れてしまう」のも悪いことばっかりじゃないね!

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